新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン株」の、日本初上陸が確認された。感染者は、成田空港に先月末に到着したナミビア人の30代男性外交官だった。オミクロン株は感染力が強いうえ、ワクチンや治療薬の効果の低減する可能性が指摘されている。岸田文雄政権は「ザル入国」と批判されてきた「特段の事情」があれば外国人の入国を認める水際対策を強化する意向を示したが、濃厚接触者らの自宅や宿泊施設での待機は「要請」レベルでしかない。国民の生命と財産を守るためにも、憲法を改正して「緊急事態条項」を明記すべきではないか。 「水際対策と国内の感染予防に全力を挙げる必要がある」 岸田首相は11月30日、国内で「オミクロン株」の感染が初めて確認されたことを受け、首相官邸で関係閣僚との協議を行い、こう強調した。 「第5波」で猛威を振るったデルタ株は3月28日、国内で初確認された。5カ月後の8月20日には1日2万5975人もの新規感染者を記録した。岸田政権は、オミクロン株の全国蔓延は避けなければならない。 厚労省によると、ナミビア人外交官は11月28日の入国時は無症状だったが、翌29日に発熱した。入国時の検査で「陽性」と判定され、ウイルスのゲノム(全遺伝情報)解析でオミクロン株と判明した。7月に米モデルナ製のワクチンの2回接種を済ませていた。 外交官と同じ飛行機に乗っていた乗客は70人で、厚労省は全員を「濃厚接触者」とした。1人が発熱したが、いずれも陰性。自宅や宿泊施設などでの原則14日間の待機を「要請」した。今後、体調の報告や居場所の確認に応じない場合、氏名を公表する。 政府は先月30日から、オミクロン株の海外での感染拡大を受け、全世界を対象に外国人の新規入国を原則停止した。ただ、出産や結婚、人道上の配慮が必要なケースなど「特段の事情」による入国は認める方針だった。 夕刊フジはこれまで、「特段の事情」や「再入国」による「ザル入国」を問題視し、30日紙面でも報じた。出入国在留管理庁の資料では、11月1日~25日に、「特段の事情」で9244人(1日平均370人)も入国していた。10月は1万999人(同355人)に上る。 自民党外交部会でも「特段の事情」による入国を疑問視する声が浮上するなか、松野博一官房長官は30日の記者会見で、次のように語った。 「(『特段の事情』による入国は)真に必要があると認められるものに限り、例外的に認める」「特に人道上配慮すべき事情があるものなど、個別の事情も踏まえ厳格化して運用していく」
新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン株」の、日本初上陸が確認された。感染者は、成田空港に先月末に到着したナミビア人の30代男性外交官だった。オミクロン株は感染力が強いうえ、ワクチンや治療薬の効果の低減する可能性が指摘されている。岸田文雄政権は「ザル入国」と批判されてきた「特段の事情」があれば外国人の入国を認める水際対策を強化する意向を示したが、濃厚接触者らの自宅や宿泊施設での待機は「要請」レベルでしかない。国民の生命と財産を守るためにも、憲法を改正して「緊急事態条項」を明記すべきではないか。
「水際対策と国内の感染予防に全力を挙げる必要がある」
岸田首相は11月30日、国内で「オミクロン株」の感染が初めて確認されたことを受け、首相官邸で関係閣僚との協議を行い、こう強調した。
「第5波」で猛威を振るったデルタ株は3月28日、国内で初確認された。5カ月後の8月20日には1日2万5975人もの新規感染者を記録した。岸田政権は、オミクロン株の全国蔓延は避けなければならない。
厚労省によると、ナミビア人外交官は11月28日の入国時は無症状だったが、翌29日に発熱した。入国時の検査で「陽性」と判定され、ウイルスのゲノム(全遺伝情報)解析でオミクロン株と判明した。7月に米モデルナ製のワクチンの2回接種を済ませていた。
外交官と同じ飛行機に乗っていた乗客は70人で、厚労省は全員を「濃厚接触者」とした。1人が発熱したが、いずれも陰性。自宅や宿泊施設などでの原則14日間の待機を「要請」した。今後、体調の報告や居場所の確認に応じない場合、氏名を公表する。
政府は先月30日から、オミクロン株の海外での感染拡大を受け、全世界を対象に外国人の新規入国を原則停止した。ただ、出産や結婚、人道上の配慮が必要なケースなど「特段の事情」による入国は認める方針だった。
夕刊フジはこれまで、「特段の事情」や「再入国」による「ザル入国」を問題視し、30日紙面でも報じた。出入国在留管理庁の資料では、11月1日~25日に、「特段の事情」で9244人(1日平均370人)も入国していた。10月は1万999人(同355人)に上る。
自民党外交部会でも「特段の事情」による入国を疑問視する声が浮上するなか、松野博一官房長官は30日の記者会見で、次のように語った。
「(『特段の事情』による入国は)真に必要があると認められるものに限り、例外的に認める」「特に人道上配慮すべき事情があるものなど、個別の事情も踏まえ厳格化して運用していく」