園長「不適切な保育を謝罪」 5歳児死亡の園で虐待巡る保護者説明会

7月に5歳男児が送迎バス車内に取り残されて熱中症で死亡する事件があった福岡県中間市の私立双葉保育園で11日、別の園児への虐待に関する保護者説明会があった。複数の園児に対し頭をたたくなどの虐待があったとする10月の県と市からの改善勧告について、梅田典子園長は説明会後の取材に「園として把握した不適切な保育に関して謝罪した」と述べた。
改善勧告は2019年以降、複数の園児に対し、頭をたたく▽「ばか」などの暴言を吐く▽足を取って逆さづりにする▽バスタオルを巻きトイレに長時間放置する――などの虐待があったとした。園側は11月に県と市に提出した報告書で、頭をたたくなどの事実は認めたが、園児の放置は確認できなかったとしていた。
梅田園長や園側代理人弁護士は、改善勧告と園側の調査結果の違いに保護者から指摘や疑問は出なかったとしている。また、保護者から「今後保育士が暴言を吐いた時どう対応するのか」との質問が出され、梅田園長が「園長と主任保育士がきちんと指導すると答えた」と述べた。園側は虐待の再発防止策として、園長と主任保育士が保育現場を巡回するなどの方針を説明したという。
5歳男児の熱中症死事件については、県警が送迎バスを運転していた前園長らを業務上過失致死容疑で近く書類送検する方針。【奥田伸一】