山口県副知事から聴取 県警と地検 林外相後援会「勧誘」問題で

山口県や山口市の幹部職員らが、衆院選(10月31日投開票)前に自民党の林芳正外相=山口3区=の後援会に入るよう部下を勧誘したとされる問題で、小松一彦副知事(65)が県警や山口地検から事情聴取されていることが関係者への取材で判明した。公務員の政治活動を制限する公職選挙法などに抵触する可能性がある。
小松氏は県健康福祉部長や公営企業管理者などを経て2020年4月に副知事に就任した。
関係者によると、参院議員だった林氏が衆院選へのくら替え出馬を表明した今年7月以降、幹部職員らは部下に林氏の後援会入会申込書を回し、住所や氏名を記入するよう持ち掛けるなどした疑いが持たれている。
公選法は特別職を含む公務員の地位を利用した選挙運動や、後援会への勧誘といった選挙運動に類似する行為を禁じている。地方公務員法でも、公務員の政治的行為を制限している。
山口県の村岡嗣政知事は21日、職員らが聴取されていることを認め「捜査に全面的に協力する」と話した。【平塚裕介、堀菜菜子】