「赤ちゃんまで亡くなるなんて」「家族に何が」…母子殺害に周辺住民、言葉少な

新年を迎えた家族に何があったのか――。鹿児島市吉野町の集合住宅で、住人の古市真穂さん(28)と生後11か月の娘・明里ちゃんが遺体で見つかった事件。一夜明けた2日、静かな住宅街にある現場には規制線が張られ、住民らは不安げな表情を浮かべた。
県警によると、現場にいた古市さんの夫(33)は、2人の殺害を認める説明をしているという。近くの50歳代男性は「赤ちゃんをあやしている(夫の)姿を見た人もいるのに……」と首をかしげていた。
単身赴任先の福岡から帰省中という40歳代の男性は「警察が訪ねてきて事件を知った。家族に何が起きたのだろうか」と驚いた様子。別の60歳代の男性は「亡くなった母子がかわいそう。かわいい盛りだっただろうに」と話していた。
50歳代の女性は、朝になると元気に泣く赤ちゃんの声を聞いていた。「ベランダにベビー服が干されていたので、成長している様子が分かった。赤ちゃんまで亡くなるなんて……」と言葉少なだった。
県中央児童相談所によると、古市さん方で虐待をうかがわせるような情報はなかったという。県警は無理心中の可能性も含めて調べる。