手作り鳥居「美化神社」 不法投棄対策に効果

山口市大内地域で、見通しが悪い道路脇などに「美化神社」と書かれた手作りの鳥居が設置され、不法投棄対策に効果を上げている。
地元の大内まちづくり協議会が今年1月、地域住民から「保冷庫のパネルやマットレスなどの不法投棄があり困っている」と相談を受けたのがきっかけ。地域住民で物作りが得意な藤井恭二さん(72)が発案し、制作した。最初は罰が当たるという意味で「貧乏神社」を考えていたが、きれいになってほしいと「美化神社」に決めた。雨や風に耐えられる防水の塗料を使い、場所に応じて設置しやすいように、4種類のサイズを用意した。現在、住宅や大きな道路から死角になりやすい場所に24基置いている。
普段、近くの川沿いを散歩しているという地域住民の杉江宏亮さん(78)は「以前は竹やぶにごみ袋が捨てられていて、川へ流れていく様子に心を痛めていた。この春に鳥居が現れてからはごみ袋が消えた」と喜んでいた。【堀菜菜子】