東京都文京区の東京大学前で大学入学共通テストの受験生ら3人が刺されて重軽傷を負った事件で、名古屋市の私立高校2年の少年(17)(殺人未遂容疑で現行犯逮捕)が凶器の包丁など刃物3本について「自分で買った」と供述したことが捜査関係者への取材でわかった。警視庁は以前から事件を計画していたとみて、購入時期を調べている。
少年は15日朝、共通テスト会場だった東大前の歩道で、受験生の男女2人の背中を包丁で刺した疑い。ほかに通行人の男性(72)も背中を刺されて重傷。
捜査関係者によると、少年は事件当時、包丁(刃渡り約12センチ)と折りたたみ式のこぎり(同約21センチ)、多機能ナイフ(同6センチ)を学生服の内ポケットなどに所持。調べに、自宅に元々あったものではなく、自ら購入したと明かしたという。
ほかにエタノールとみられる可燃性の液体4リットル以上をペットボトルや小瓶に分けて持参し、固形の着火剤も準備。小瓶3本を輪ゴムでまとめた火炎瓶のようなものも複数持っていた。
当初の調べに「東大医学部を目指したが、約1年前から成績が上がらず自信をなくし、人を殺して死のうと思った」と供述。その後、事件については黙秘しているが、好きなサッカーの話など雑談には応じている。警視庁は17日に少年を東京地検に送検した。