徳島ビル放火 被告、起訴内容認める 事件当日「京アニ事件」検索

アイドルグループのライブが開かれていた徳島市内の雑居ビルに放火したとして、現住建造物等放火や殺人未遂などの罪に問われた無職、岡田茂被告(39)=徳島県牟岐(むぎ)町=の裁判員裁判の初公判が18日、徳島地裁(藤原美弥子裁判長)であった。岡田被告は「(間違い)ありません」と起訴内容を認めた。
弁護側は「殺意は確定的なものではなく、未必的なものにとどまる」と主張した。検察側は冒頭陳述で、岡田被告が事件当日、ガソリンや携行缶を購入し、携帯電話で「京都アニメーション」放火殺人事件について調べていたと指摘。計画的だったと述べた。
起訴状によると、岡田被告は2021年3月14日午後1時36分ごろ、徳島市仲之町1の雑居ビルに侵入。4階のバーでライブをしていた出演者ら74人を殺害しようと考え、3階のエレベーターホールにガソリンをまいて放火し、約52平方メートルを焼損させたとしている。
この火災でバー経営者の男性がのどにやけどを負ったが、出演者や客らは無事だった。岡田被告は捜査段階で、「京アニ事件をまねた」などと供述したとされる。【国本ようこ、岩本桜】