四国唯一の朝鮮学校「四国朝鮮初中級学校」(松山市南斎院町)に、漫画タイガーマスクの主人公「伊達直人」を名乗る人物から米90キロが届いた。同校には4年ほど前から毎年秋に米が届いており、資金難に悩む学校関係者は喜んでいる。
米は18日に宅配便で届き、広島県産のあきたこまちで、30キロずつで三つの袋に分けられていた。伝票には発送元として「伊達直人」とだけ書かれていた。李一烈(リ・イルリョル)校長(62)によると、記載されていた連絡先に電話をかけると広島県の生産農家で、「頼まれて発送しただけ。(送り主の)名前は言わないでと言われている」と話したという。
朝鮮学校は「各種学校」として扱われているため資金が乏しく、児童生徒15人が通う同校は、給食は1万~1万3500円の月謝や支援者からの食べ物の寄付などで賄っている。
子どもたちは米が届いたことを知って、「タイガーマスクだ!」などと喜んだという。李校長は「こうして応援してくださる日本の方が多いということを子どもたちに教えたい。元気をもらっているし、とても助かる」と話し、「送っていただいた米で子どもたちはすくすくと育っています」と匿名のヒーローにメッセージを送った。【花澤葵】