海底火山の大規模噴火が起きたトンガに派遣される、海上自衛隊の輸送艦「おおすみ」への支援物資の積み込み作業が24日午前、母港の呉基地(広島県呉市)で始まった。飲料水などを届ける予定。準備ができ次第、午後にも出港する。
隊員らが午前8時過ぎから、飲料水やポリタンク、高圧洗浄機などを次々に艦内へ運び込んだ。
海自呉地方総監部によると、これらの物資は国際協力機構(JICA)が用意した。既に陸上自衛隊の大型輸送ヘリコプターCH47と、海自の水陸両用のエアクッション艇(LCAC)を2機ずつ搭載。現地入りする隊員計約300人分の食料なども積み込んだ。
大規模噴火は15日に発生。国際社会からの支援が本格化しており、飲料水などを載せた航空自衛隊のC130輸送機も現地に到着して活動を始めている。【根本佳奈】