和歌山県白浜町のテーマパーク「アドベンチャーワールド(AW)」は、ジャイアントパンダが食べなかった竹の一部を活用した「パンダバンブータンブラー」を、園内の4店舗と公式オンラインショップで販売している。同園で暮らすパンダそれぞれのイラストと名前が入った7種類のデザインを用意した。1個1200円(税込み)。
タンブラーは容量490ミリ・リットル。イラストはパンダ7頭の特徴を捉えており、母親・
良浜
(ラウヒン)は赤ちゃんに授乳中。父親・
永明
(エイメイ)は後ろ脚の上に前脚を載せて食べる姿、娘の
結浜
(ユイヒン)は頭頂部の毛が立っており、末娘の
楓浜
(フウヒン)はよちよち歩く姿だ。
AWでは岸和田市などから竹を入手している。パンダ1頭は1日約20キロ食べるが、好きなのは軟らかい葉や枝。太い幹は残すため、石油に依存しない新素材を開発した企業とAWが協力し、タンブラーとして再生させることにした。洗って何度でも使えるため、プラスチックごみの削減にもなるという。