木下元都議が起訴内容認める 選挙中に無免許運転 東京地裁初公判

2021年7月の東京都議選期間中などに無免許運転を繰り返したとして、道路交通法違反(無免許運転)に問われた元都議の木下富美子被告(55)は25日、東京地裁(平出喜一裁判官)で開かれた初公判で「(起訴内容に間違いは)ございません」と述べ、起訴内容を認めた。
起訴状によると、木下被告は21年5月29日~7月2日、東京都板橋区と新宿区で計7回、無免許運転をしたとされる。
木下被告は17年の都議選で板橋選挙区から地域政党「都民ファーストの会」の公認候補として出馬し初当選。21年7月に再選された。しかし、投開票日2日前の7月2日に板橋区内で無免許運転の人身事故を起こしていたことが当選翌日に発覚。その後、体調不良を理由に本会議や所属委員会を欠席し、都議会は議員辞職勧告を全会一致で2度議決した。
東京地検が11月19日に在宅起訴し、木下被告はその3日後に議員辞職した。【遠藤浩二】