法務・文科・国交省でも予算資料ミス、首相が陳謝「重ねておわび」

鈴木財務相は25日午前の衆院予算委員会で、審議中の2022年度予算案の説明資料について、法務、文部科学、国土交通の3省でも計4項目の誤りが見つかったことを明らかにし、陳謝した。
同日の質疑に先立ち、鈴木氏が調査結果を説明した。野党議員の指摘で総務省の資料に誤りが見つかったことを受け、政府が他省庁の資料の点検を進めていた。
誤りがあったのは予算の詳細を記した各目明細書。予算書本体に影響はないという。文科省では項目の表題、法務省では金額にそれぞれ1項目にミスがあり、国交省では予算の積算内訳2項目に入力ミスがあった。
岸田首相は資料の誤りについて、「大変遺憾なことだ。重ねておわびしなければいけない。再発防止に努めるよう指示を出した」と述べた。
また、国の基幹統計「建設工事受注動態統計」で不適切な集計が行われていた問題を巡り、一部データが重複して計上される「二重計上」の影響について、首相は「国交省で統計の専門家による数字の復元がしっかり行われた上で、説明したい」と述べた。
立憲民主党の階猛氏の質問に答えた。