「フライパンが変形するまで殴った」呼び鈴に対応した住人殺害、男に無期懲役求刑

東京都足立区のアパートで2002年12月、住人の会社員成嶋健太郎さん(当時23歳)を殺害し現金などを奪ったとして、強盗殺人と住居侵入の罪に問われた川瀬直樹被告(50)の裁判員裁判の公判が26日、東京地裁(佐伯恒治裁判長)であった。検察側は論告で無期懲役を求刑、弁護側は懲役25年が相当だと主張し、結審した。判決は来月2日。
論告で検察側は、川瀬被告がアパートの各部屋の呼び鈴を押し、偶然対応に出た成嶋さんの頭部を刃物で切りつけたり、フライパンが変形するまで殴ったりしたと主張。成嶋さんは社会人1年目で、事件当日、実家の母親に電話して帰省しようとしていたところを襲われたとし、「前途を奪った結果は極めて重大だ」と批判した。
弁護側は最終弁論で、川瀬被告が18年12月に自首したことを踏まえ、「未解決だった事件の捜査を容易にした」と述べ、刑を軽くするよう求めた。