日大・加藤理事長が田中英寿前理事長から英國屋「125万円スーツ」の受領を認める

「みなさんも、就任祝いを貰ったり、高価な背広を一着くらい田中先生に作って貰っているでしょう」
1月14日に日本大学本部(東京・市ヶ谷)で行われた理事会で、所得税法違反で逮捕、起訴された日大前理事長、田中英寿氏(75)について、出席者の一人がこんな発言をしていたことが、日大問題を取材し続けるジャーナリスト・西﨑伸彦氏の取材で判明した。
就任祝いとして仕立てて貰った背広は125万円
発言の主は、日大生産工学部の校友会会長だ。
実はこの発言に先立って、昨年末頃からこんな不穏な情報が日大関係者の間を駆け巡っていた。
「記者会見で田中氏と“決別宣言”し、学長との兼務で後任理事長に就任した加藤直人氏が、2020年9月に学長に就任した際、田中氏から英國屋の背広を就任祝いとして仕立てて貰っているという噂が広まったのです。しかも、金額は125万円」(日大関係者)
それを裏付けるように、冒頭の理事会で件の校友会会長は以下のような発言もしたという。
「加藤学長は学長就任祝いとして高価な背広を田中先生に作って貰ったが、みなさんも学部長になったり、理事になった時、同じように貰っているでしょう」
「あなた方のなかには田中先生にお願い事をした人もいるでしょう。加藤学長だけを責めるべきではない」
その金額分はお返ししたい
加藤理事長は西﨑氏の取材に、こう認めた。
「あれは奥さんからだったか、田中先生からだったかは記憶がはっきりしませんが、学長就任のお祝いに、英國屋の布地を頂いて、スーツを作ったことは事実です。周りにたくさん人がいたので断われず、受け取りました。ただ、私は吊るし(既製品)のスーツしか着たことがないので、値段がまるで分からず、常識的に贈り物なら1人5万円だろうと思い、そこから予想金額を(4倍の)20万円として、お返しはしました。貸し借りはないと思っていますし、お祝い金は一切受け取っていません。もし、そんなに高い(125万円の)ものなら、その金額分はお返ししたいと思います」
加藤理事長の授受が明らかになったことで、他の理事に対しても金品授受がなかったのか、注目される。
1月26日(水)12時配信の「 週刊文春 電子版 」および27日(木)発売の「週刊文春」では、田中氏やその妻の近況、加藤理事長のさらに詳細な証言内容や、田中氏の運転手役を務める相撲部OBの証言を含む、西﨑氏のレポートを掲載する。
(「週刊文春」編集部/週刊文春)