「3人に解答依頼」12月から準備か 共通テスト不正

15日に実施された大学入学共通テストで「世界史B」の出題内容が試験時間中に流出した問題で、香川県警に出頭した受験生の女性(19)が「昨年12月ごろから3人の大学生に問題の解答を依頼していた」と話していることが29日、捜査関係者への取材で分かった。警視庁捜査1課は複数の大学生を巻き込み、不正行為を入念に計画していたとみて詳しく調べている。
捜査関係者によると、女性は聴取に対し、複数の家庭教師マッチングサイトを通じて東大生ら3人に世界史などの問題の解答を依頼していたと説明。実際に試験当日に問題の画像を送信したのは2人だった。一方、捜査1課は、女性が供述する3人のほかに、もう1人の学生とも事前に接触していたとみて調べを進めてている。
不正行為は試験の1カ月ほど前から計画。複数のマッチングサイトで紹介された東大生らに対し、家庭教師としての実力を試す「テスト」と偽り、気付かれることなく共通テストの問題を解かせる方法を思いついたという。
試験中は上着にスマートフォンを隠し、問題文を撮影。インターネットアプリ「Skype(スカイプ)」を通じて数十枚の画像を送信、2人の解答を「カンニング」したとみられる。
女性は大阪府に住む大学1年生。都内の私立大を目指して「仮面浪人」中だった。27日午前、家族に付き添われ、香川県警丸亀署に出頭した。警視庁の聴取に反省の言葉を口にしているという。