北が今年7回目のミサイル発射、ロフテッド軌道か…日米韓で連携して対応へ

日本政府は30日、北朝鮮が同日午前7時52分頃、同国内陸部から弾道ミサイル1発を東方向に発射したと発表した。通常の弾道軌道であれば、最高高度は約2000キロ・メートルで、30分程度かけて約800キロ・メートル飛翔し、日本海側の日本の排他的経済水域(EEZ)外に落下したと推定されるという。
岸防衛相は防衛省で記者団に対し、今回のミサイルは通常より高角に打ち上げて短距離に落とす「ロフテッド軌道」の可能性が高く、中距離以上の弾道ミサイルとみられることを明らかにした。最高高度が2000キロ・メートルを超えるのは、2017年11月に発射した大陸間弾道ミサイル(ICBM)以来だという。
北朝鮮によるミサイル発射は今月27日以来で、今年7回目。現時点で日本の航空機や船舶などへの被害は確認されていない。岸田首相は30日午前、首相官邸で記者団に対し「国連安全保障理事会決議違反で、強く非難する」と述べた。政府は北京の大使館ルートを通じて北朝鮮に厳重に抗議した。
政府は30日午前、首相官邸で国家安全保障会議(NSC)4大臣会合を開き、情報の収集・分析や警戒監視にあたるとともに、国民の安全と安心の確保に万全を期すことを確認した。
外務省の船越健裕アジア大洋州局長は同日、米国のソン・キム北朝鮮担当特使と電話で会談し、日米及び日米韓で緊密に連携する方針を確認した。