呼吸困難や体調の変化が分かりにくい…「子供にマスク」慎重論 政府分科会、学校や施設のコロナ集団感染対策に苦慮

とどまるところをしらない新型コロナウイルスの猛威。国内で4日、新たに報告された新規感染者は9万8734人となった。死者は103人で100人を超えるのは昨年6月3日以来。保育所や学校、高齢者施設で集団感染が起きており、政府分科会は子供の感染対策に軸を据えるが対応への苦慮もみられる。
感染者数が減らない理由について、政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会の尾身茂会長は4日、会合後の記者会見で「学校や高齢者施設で感染が続いているため」と説明した。
分科会は4日、保育所や学校、高齢者施設の現場に応じた具体策の提言をまとめた。学校では室内での合唱や、体育での密集する運動など感染リスクの高い活動は控えるよう求めている。
とりわけ議論になったのが、保育園児の感染対策。乳幼児のマスク着用をめぐっては呼吸困難や体調の変化が分かりにくいとの慎重論がある。
提言の原案では「2歳以上の児童は可能な範囲で推奨」と明記したが異論が噴出。「発育状況などからマスクの着用が無理なく可能と判断される児童は」推奨するとの表現に留めた。