8月大雨 佐賀県の被害総額325億円 平成以降最大に

佐賀県は24日、8月末の大雨災害による農林水産関係の被害額が同日午前8時半現在で計127億円に上り、商工業や公共土木関係なども合わせた被害総額は計325億3800万円に膨らんだと明らかにした。被害状況の調査は続いており、今後さらに増額される可能性がある。【池田美欧】
県農政企画課によると、冠水や土砂流入により減収につながった農畜産物は水稲や大豆など6384ヘクタールで、被害額は10億5500万円に上った。倉庫への浸水による農業機械の故障など、農業施設や機械の被害は591件で13億6300万円。水路や農道など土地改良施設は1384カ所で48億6600万円で、農地被害は1381カ所で35億4600万円となった。
林業では、路肩崩壊などの林道や林地の被害が163路線147カ所に及び、計18億5000万円の被害があった。水産業では漁船の転覆やノリの乾燥用施設への浸水など、18件2300万円の被害が出た。
商工関係や公共土木施設などの被害は約198億円にまで膨らんでいる。商工関係では、工業原材料や商品で233件40億3500万円、生産機械などで322件89億1800万円の計約129億円に被害が及び、平成以降最大の被害となった。道路や河川などの公共土木施設では564カ所67億8900万円で、河川の堤防や護岸の決壊336カ所32億6000万円▽のり面の崩壊など道路被害222カ所28億8300万円――などとなった。
その他、公立の小学校や高校などの文教施設5カ所で約8700万円などの被害があった。