松野官房長官は7日の記者会見で、中華圏の春節(旧正月)に際した岸田首相の祝辞について、初めて繁体字も使って発信を行ったことを明らかにした。繁体字は台湾などで使用されており、「台湾に向けたメッセージ」との見方が出ている。
首相は先月28日の祝辞で、「日本は、自らが苦境にあった時、温かな手を差し伸べてくれた方々への恩を忘れません」とのメッセージを出した。例年は、中国本土で用いられる簡体字を使って祝辞を発表している。繁体字でも発信した理由について、松野氏は「春節を祝う人々の多様性を重視した」と説明。「台湾をはじめ、各地で大きな反響を呼んだ」と意義を強調した。