『コロナの検査試薬が足りない』街のクリニック困惑「このままでは検査できなくなる」

新型コロナウイルスに感染しているのか、診断を確定してほしいという人が増える一方、PCR検査などに使う試薬は品薄になっているといいます。神戸のクリニックでは「このままでは検査ができなくなる」と困惑しています。 神戸・三宮の「神戸アイジスクリニック」。新型コロナ検査に特化したクリニックとして、おととし9月に開業しました。クリニック内では検体の採取から、分析までを一気に行うことができ、早ければ1時間ほどで結果がでます。これまでに1000人以上の陽性を判定してきました。 最近は街中の無料PCR検査などで陽性となった人が、医師に確定診断をもらうために訪れることも増えていて、第6波に入ってからは、毎日70件程度の検査を行っていました。このクリニックでは、『PCR検査』に比べて早く結果が出る『LAMP』という方法で検査を行っています。 しかし1月に発注した1000件分の試薬がまったく入荷しなかったというのです。入荷の見通しが立っておらず、このままでは今週中にも診察ができなくなる状況で、新たな予約を止めざるを得ません。 (神戸アイジスクリニック 大類隼人院長) 「ぼくらみたいな街のクリニックに器材が無くなっているのは確かでしょうし、他のクリニックでも器材が無くて検査できないんだという話は1月中からすでに聞いていたんです」 感染の急拡大で検査に使う試薬は需要が急増。国は、卸業者などに対し試薬を自治体などに優先的に供給するよう求めていますが、大類院長は、『確定診断を行っている医療機関として感染拡大している今こそ試薬が必要だ』と話します。 (神戸アイジスクリニック 大類隼人院長) 「無料検査も増えてきたので、それで陽性になる方々も増えています。ぼくらも多数そういう方をお受けして確定診断をして保健所の管轄としながら感染拡大防止に貢献してきたつもりです。これだけの方々をどこが診てくれるんだろうかというのは思うところはあります」