厚労省、ファイザーの新型コロナ飲み薬を特例承認

米製薬大手ファイザーが開発した新型コロナウイルスの飲み薬「パキロビッド(パクスロビド)」について、厚生労働省は10日、国内での製造販売を特例承認したと発表した。飲むタイプの軽症者向け抗ウイルス薬の承認は米製薬大手メルクの「モルヌピラビル」に続き2例目。日本政府は年内に200万人分の供給を受けることで同社と合意しており、約4万人分が納入済み。早ければ14日から医療現場に供給を始める。
パキロビッドは2種類の薬を併用し、体内でのウイルス増殖を抑える効果が期待されている。
同社によると、臨床試験では、発症から3日以内の服用で入院や死亡のリスクを89%減らす効果が確認された。同社は変異株オミクロン株にも有効との認識を示している。
1日2回、5日間服用する。ただ、併用禁忌の薬剤が多いため、当面は全国2千カ所の医療機関で院内処方する方針。
米国などでは「パクスロビド」として販売されているが、ファイザーは日本での販売名を「パキロビッド」とする。