世界最高齢ウォンバット、ギネス認定 大阪・五月山のワイン33歳

大阪府池田市の五月山動物園で暮らすオスのウォンバットのワイン(33歳)が、飼育されている世界最高齢のウォンバットとしてギネス世界記録に認定された。人間でいうと100歳を超えるといい、11日に同園で開かれた式典で公式認定証が贈られた。
飼育されているウォンバットの平均寿命は20~25年。今年1月に33歳になったワインは、片目が白内障を患い、足腰は弱くなっているものの、毎日元気いっぱいにノソノソと動き回る姿がかわいいと評判だ。園での生活が長く、「取材慣れ」もしているため、カメラを構えている人がいると、持ち前のサービス精神を発揮し、近くに寄ってきてくれる人懐っこい性格で、来園者を喜ばせている。
そんなワインの長寿の秘訣(ひけつ)は、よく食べること。好物は、青草とサツマイモだといい、カロリー不足を補うために、特注のラスクやアーモンドも食べているという。飼育員の松本依音里(いおり)さん(24)は「自然に囲まれた落ち着いた環境でストレスなく育ち、すぐ隣に仲良しのメスのユキちゃんがいるのがよい効果を与えているのかもしれません」と分析する。
ワインは、1989年にオーストラリアのタスマニア島で交通事故に遭った母親の袋の中で生きているところを保護され、1990年に池田市にやってきた。現在、日本にいるウォンバット6匹のうち、4匹が同園で飼育されており、ウォンバットの「ふくまる」が同市のイメージキャラクターになるなどまちおこしにも一役買っている。副園長で飼育員の遠藤太貴(たいき)さん(33)は、「これからも健康で長生きしてもらえたら」と話していた。【長尾真希子】