堀内詔子ワクチン担当相は15日の記者会見で、新型コロナウイルスワクチンの3回目接種用として、3月下旬以降、都道府県に新たに約2200万回分を配送すると発表した。既に示している計画分と合わせて約1億820万回分となり、18歳以上の対象者全員分の配送を5月中に終える予定だ。
追加配送するのは、ファイザー社製約1400万回とモデルナ社製約800万回の計約2200万回分。政府はこれまで、4月上旬までに約8620万回分を配送する計画だったが、供給元と追加購入で合意した。これによって両社製ワクチンは都道府県に対して、2月に計2620万回分、3月に計2480万回分、4月に計2110万回分を配送し、5月はモデルナ製のみ400万回分を送る予定。
政府は、8月末までに3回目接種の対象となる18歳以上を約1億222万人と想定。自治体向けとは別に職域接種向けにも約1200万回分を確保している。堀内氏は「対象者すべてが接種できる量を配送する。自治体には接種体制を築き、接種券を早期配布することをお願いしたい」と述べた。
一方、岸田文雄首相は15日、首相官邸で開かれた政府与党連絡会議で、同日報告された3回目接種が「約110万回になった」と明らかにした。松野博一官房長官は会見で、数字は国のワクチン接種記録システム(VRS)に自治体担当者らが入力する接種回数の前日からの増加分と説明。「政府としてはできるだけ早期に、その日に接種された回数が100万回以上となることを目指している」と述べた。【李舜】