共通テスト不正「昨年も同じ手口でやった」 画像流出の女子大学生

大学入学共通テストの試験中に問題文を撮影した画像が外部に流出した事件で、偽計業務妨害容疑で警視庁に書類送検された受験生の女子大学生(19)=大阪市=が「昨年も同じ手口で不正をした」と話していることが捜査関係者への取材で判明した。不正を手伝ったとして同容疑で書類送検されたシステムエンジニアの男性(28)=横浜市=が昨年も関与し、報酬を受け取っていたとみられる。
捜査関係者によると、2人は今年1月15日午前の試験中、事情を知らない東京大生4人に対し、インターネット通話アプリ「スカイプ」で世界史Bの設問の画像を送って解答の返信を受け、試験を実施した大学入試センターの業務を妨害したとして、今月10日に書類送検された。
女子学生がスマートフォンで撮影した動画を男性が外部から編集して静止画にし、女子学生のスカイプのアカウントから東大生に送ったとみられる。女子学生は友達を探すマッチングサイトで男性と知り合い、「12万円を払うので手伝ってほしい」と依頼していた。
2人は昨年の大学入学共通テストでも同様の手法で不正をしたが、女子学生は「昨年はうまくいかなかった」という趣旨の話をしているという。
女子学生は今年、大阪府内の大学に通いながら共通テストを受験した。東京都内の有名私立大が第1志望だったといい、「アナウンサーを目指していて、東京の有名大学にどうしても入りたかった」などと話しているという。
警視庁は2人を書類送検する際、女子学生に「保護観察相当」、男性については検察に起訴の判断を委ねる「相当処分」の意見を付けた。【鈴木拓也、木原真希】