神奈川県大和市の自宅で小学1年の次男(当時7歳)を窒息死させたとして母親の上田綾乃容疑者(42)=同市西鶴間3=が殺人の疑いで逮捕された事件で、2017年4月に三男(当時1歳5カ月)が死亡した前後の状況が次男と酷似していることが、捜査関係者への取材で判明した。県警は、上田容疑者が三男の死亡にも関与した可能性があるとみて、慎重に裏付け捜査を進めている。
県によると、三男は17年4月5日に自宅から救急搬送され、そのまま死亡した。死因は不明だった。これを受けて、県中央児童相談所(現大和綾瀬地域児相)が当時4歳だった次男の雄大さんを一時保護した。
捜査関係者によると、上田容疑者が同日昼過ぎ、自宅から「子ども(三男)を寝かしつけていたら、気づくと息をしていなくて青ざめていた」と119番した。当時、自宅には上田容疑者と三男の2人きりだったという。三男の遺体には抵抗した痕跡がなかったという。
上田容疑者は雄大さんが死亡した19年8月も、雄大さんと2人きりで自宅におり、自ら「(雄大さんの)具合が悪くなった」と119番している。雄大さんの死因は鼻や口を塞がれたことによる窒息死だった。12年10月、当時生後4カ月だった雄大さんが自宅から救急搬送された際も、血液中の酸素不足が原因のチアノーゼの症状が出ていた。02年11月と03年9月にそれぞれ死亡した長男と長女も、搬送時は上田容疑者と2人きりだった。
県警は22日、逮捕時に自称看護助手とした上田容疑者の職業を派遣社員に訂正した。上田容疑者は容疑について否認を続けているという。【洪香、池田直】