海自輸送艦「おおすみ」がトンガから帰還 飲料水など物資届ける

海底火山の噴火と津波の被害に遭った南太平洋の島国トンガに緊急援助のために派遣されていた海上自衛隊の輸送艦「おおすみ」が5日、約40日間の活動を終え、広島県呉市の海自呉基地に帰還した。現地では新型コロナウイルスの感染に気を付けながら、飲料水などの物資を届けた。
おおすみは海自と陸自の隊員計約240人を乗せて1月24日に呉基地を出港。2月9日に到着し、飲料水や火山灰を除去する洗浄機などの物資を届けたほか、ヘリコプターを活用して離島にも飲料水を運んだ。
任務を指揮した松味利紀1等海佐によると、津波被害に加えてコロナによるロックダウンも行われていたため、沖合に停泊する「非接触型の援助」で対応。艦内で隊員らが作った折り鶴約4000羽やトンガ語で記したメッセージカードを物資に添え、「日本人の心を伝える工夫をした」と語った。これに対し、岸壁などには地元の人たちが「ありがとう日本人」と日本語で手書きした横断幕が掲げられたという。【賀有勇】