別の複数銘柄でも買い支えの疑い=不正取引常態化か―SMBC日興相場操縦

SMBC日興証券幹部らが株価維持を目的に相場操縦したとされる事件で、幹部らが逮捕容疑となった5銘柄以外の複数銘柄の株取引でも、不当な買い支えをした疑いがあることが6日、関係者への取材で分かった。
東京地検特捜部は、同社専務執行役員でエクイティ本部本部長ヒル・トレボー・アロン容疑者(51)ら4人を金融商品取引法違反容疑で4日に逮捕。不正取引が常態化していた可能性もあるとみて調べを進める。
4人は2019年12月~20年11月、「ブロックオファー」取引の対象だった科学機器販売会社や金融機関など5社の株式の買い注文を大量に入れ、相場を維持しようとした疑いが持たれている。
関係者によると、4人は5社以外でも同取引の対象だった複数の銘柄で、同様の買い支えをした疑いがあるという。ブロックオファーは、証券会社が市場外で大株主から株を買い取って投資家に転売する取引で、SMBC日興証券では取引価格の基準を売却予定日の市場終値としていた。株価が大幅に下がると株主が売却を取りやめる可能性があるため、買い注文で相場を維持しようとしたとみられる。
[時事通信社]