甲府殺人・放火事件、19歳容疑者の鑑定留置終了 家裁送致見通し

甲府市で昨年10月、民家が放火され、住人の会社員、井上盛司さん(55)と妻章恵さん(50)が殺害された事件で、甲府地検は7日、殺人などの容疑で逮捕された少年(19)に対し、刑事責任能力の有無を調べるために実施していた鑑定留置が終了したと発表した。地検は鑑定結果を精査し、今週中に家庭裁判所に送致する見通し。
少年は昨年10月12日未明、井上さん方に侵入して夫妻を刃物で殺害し、民家に火を付けたなどとして、殺人や現住建造物等放火などの容疑で逮捕された。
地検は昨年12月8日から3カ月間にわたり鑑定留置を行い、少年の当時の精神状態や責任能力などを調べていた。捜査関係者によると、少年は7日午前、山梨県内の医療機関から県警甲斐署に移された。
今後、家裁が刑事処分相当と判断すれば、検察官送致(逆送)される。少年法は原則、故意の犯罪行為で人を死亡させた16歳以上の少年について逆送すると定めている。改正少年法が施行される4月1日以降に起訴された場合は、「特定少年」として実名報道が解禁される。【田中綾乃】