新型コロナウイルスのオミクロン株の1系統で近く国内で主流になると指摘される「BA・2」に対し、日本で使われている抗ウイルス薬は一定程度効果が見込めるとの実験結果を東京大医科学研究所の河岡義裕特任教授らのチームが9日付米医学誌に発表した。だが中国・武漢で当初流行したウイルスと比べると低下する。
効果が期待できるのは点滴の「レムデシビル」と飲み薬の「モルヌピラビル」「パキロビッド」。抗体薬で点滴の「ソトロビマブ」「ロナプリーブ」の働きも確認されたが、数値的には大幅に弱まっていた。
サルの培養細胞を使い、薬がウイルスの細胞への侵入や増殖を防ぐ働きを調べた。