自民党の荒巻隆三・京都府議と吉井章・京都市議が昨年9月、城陽市長選に立候補した奥田敏晴市長の選挙運動費用に各1万円を寄付していたことが9日、分かった。荒巻氏と吉井氏は寄付当時、今年夏の参院選京都選挙区の候補者の座を争っており、公選法が禁じる「公職の候補者となろうとする者」の寄付に該当する可能性がある。
奥田氏の選挙運動費用収支報告書によると、荒巻氏は9月4日、吉井氏は同6日に1万円を寄付した。2人は当時、党府連による参院選の候補者選考に名乗りを上げており、9月12日に行われた府連内での投票の結果、吉井氏が候補予定者に選ばれた。12月22日には党本部が公認を決めた。
公選法は「公職の候補者又は公職の候補者となろうとする者」が選挙区内で寄付することを禁じている。
荒巻氏は「奥田氏は党が推薦した候補。私自身が党府議団の代表幹事なので慣例で寄付した」と述べ、京都市山科区選出の吉井氏は「私の選挙区外の候補者に対し、陣中見舞いを持参した。違法ではないと認識している」と話している。
奥田氏は「私からは寄付を要求していない。(2人が)参院選に出ようとしていることは知らなかった」と述べた。
城陽市議会の本城隆志議員が9日、2人の寄付について一般質問で取り上げた。