米モデルナの日本法人モデルナ・ジャパンの鈴木蘭美社長は11日のメディア向けセミナーで、新型コロナウイルスワクチンの4回目の追加接種を視野に、変異株「オミクロン株」にも対応する新たなワクチンの開発を進めていることを明らかにした。今秋にも供給を始められるよう厚生労働省と協議しているという。
新たなワクチンについてモデルナ本社は10日、3回接種済みの成人を対象に米国内で治験を開始したと発表。鈴木氏は「(新たな)変異株が現れる可能性に備える必要がある。日本では今年9月から12月に4回目接種が必要になると判断している」と説明。「(開発中の)ワクチンを秋冬に出すには(厚労省に)かなり特例的なスピードで承認に向けた検討をいただく必要がある」と述べた。
このワクチンに加え、一つのワクチンで新型コロナと季節性インフルエンザ、RSウイルスを予防する「3種混合ワクチン」の開発も進めていると説明。「2023年末にはお届けしたい」と語った。【横田愛】