産廃問題で揺れた岐阜県御嵩町について記した書籍が昨年寄贈されたものの、町図書館内の倉庫に保管されたまま閲覧できない状態になっていることがわかった。
書籍は、元朝日新聞記者・杉本裕明さんの「テロと産廃 御嵩町騒動の
顛末
(てんまつ)とその波紋」(花伝社、2021年2月刊行)。刊行後、杉本さんから渡辺公夫町長と町図書館にそれぞれ寄贈された。図書館では蔵書として扱う予定だったが、同年の町議会で渡辺町長が「間違っている項目が多く、あんなでたらめを置くわけにはいかん」と発言したことなどをきっかけに、閲覧不能の対応となった。
町によると、9日に行われた町議会の一般質問で、議員から「検閲に当たるのではないか」とする指摘があったが、渡辺町長は「うそやつくり話が多すぎる」などと答弁した。町教育委員会は「今後、閲覧できるようにするかどうかを検討する」としている。