「100%虐待だった」通報の店主、来店3回で確信 埼玉5歳遺棄

埼玉県本庄市の民家の床下から5歳男児の遺体が見つかった事件で、男児への虐待が疑われるとして、市に通報した飲食店の店主が10日、取材に応じた。店主は、来店した男児の母親の柿本知香容疑者(30)や男児の様子などから「100%虐待。誰が見ても通報するはず」と証言した。通報から事件発覚までの約半年間、市がどのような対応をとったのかが、改めて問われそうだ。
男児は歩夢ちゃん。事件では知香容疑者と、内縁関係にある丹羽洋樹(34)、石井陽子(54)の両容疑者の3人が死体遺棄容疑で逮捕された。4人は同居していた。
店主によると、2021年夏ごろ~9月初旬、4人で計3回、店を訪れた。毎回、丹羽容疑者が厳しく歩夢ちゃんをしかりつけ、歩夢ちゃんは2時間近く食事に手も付けずにじっと正座。知香容疑者はその様子をスマホで撮影しているように見えたという。
虐待と確信したという店主は、最後の来店時に歩夢ちゃんに声をかけて名前や保育園を聞き出し、車のナンバーなども控えた。市に通報してこうした情報を伝え、適切な対応を求めた。その後も市に「進展があったら連絡がほしい」と申し添えたが、連絡はなく、事件は起きた。店主が通報した後、4人は店に来なくなったという。【隈元浩彦】