16日午後11時36分ごろ、宮城、福島両県で震度6強を観測する地震があった。気象庁によると、震源地は福島県沖で、震源の深さは約60キロ、地震の規模を示すマグニチュード(M)は7・3と推定される。
古村孝志・東京大地震研究所教授(地震学)の話
陸のプレートの下に沈み込む太平洋プレート内部で起きた地震と考えられる。東日本大震災は二つのプレート境界で起きたが今回はそれよりやや深く、異なるメカニムズによる地震とみられる。規模も東日本大震災と比べ二回りほど小さい。ここは、M7~7・5の地震が約40年に1回の頻度で繰り返す地震活動が活発な地域とされている。東日本大震災の余震も活発なので、地震が非常に多い状況が続いている。今後も同程度の地震か、さらに大きな地震が起きる可能性は否定できず、注意が必要だ。