高橋国光氏死去 二輪、四輪で活躍、日本人初の世界GP優勝を果たしたレジェンド

ホンダは16日、二輪、四輪レースで活躍した高橋国光氏が死去したと発表した。82歳。東京都小金井市出身。

1960年に二輪世界GPでデビューし、61年の西ドイツGPで初優勝。これは二輪・四輪双方の世界選手権において日本人初の快挙となった。。その後、四輪レースに転向し、77年のF1日本GPにスポット参戦すると9位完走した。95年にはルマン24時間レースのGT2クラスで土屋圭市氏、飯田章氏とのトリオで優勝、99年まで活躍した。

00年からは自身が率いる「チーム国光」の監督として活動し、2018年と2020年にはSUPER GTシリーズGT500クラスでシリーズタイトルを獲得。

本田技研工業株式会社の三部敏宏代表執行役社長は「高橋国光氏の訃報に接し、心よりお悔み申し上げます。高橋氏は、Hondaモータースポーツ活動の黎明期にライダーとしてともに世界の舞台にチャレンジして下さった方であり、四輪のレースにおいても四半世紀以上にわたりHondaのマシンで参戦し続け、数多くの勝利をともにあげてきました。高橋氏の存在はHondaにとってだけではなく、すべてのモータースポーツ関係者にとって宝そのものだと思います。これまでの多大な功績に対して、心より感謝申し上げます」とのコメントを発表した。