東大寺でも初とされる100歳を超えた僧侶、長老の狹川宗玄師が死去

華厳宗大本山東大寺(奈良市)の元別当(住職)で、同寺長老の狹川宗玄(さがわ・そうげん)師が7日、心不全のため死去した。101歳。密葬は近親者で済ませた。喪主は長男で現別当の普文(ふもん)師。本山葬は故人の遺言により行わない。
第203世別当の明俊師(故人)の長男で、1987~90年に第211世別当と華厳宗管長を務めた。1300年近い歴史がある東大寺でも100歳を超える僧侶は初とされる。