東日本大震災で損傷のパイプオルガン、また被害 宮城

16日深夜に宮城、福島両県で最大震度6強を観測した地震で、宮城県白石市の市文化体育活動センター(ホワイトキューブ)は17日、建物に被害が出たため臨時休館した。
中でも、610席あるコンサートホールの被害が大きく、天井の一部が崩れて座席に覆いかぶさり、パイプオルガンのパイプも折れた。ホワイトキューブを運営する市文化体育振興財団の職員、佐藤秀平さん(29)は「変わり果てたホールにショックが大きかったが、公演中でなくてよかった」。施設の外張りガラスが割れたほか、駐車場のアスファルトにも亀裂が入った。
東日本大震災でも、パイプオルガンが損傷するなどして約半年間ホールを使用できなかった。今回も当分使用できない見通しで、佐藤さんは「市民のために早い復旧を願う」と話した。併設する体育施設で行われている新型コロナウイルスのワクチン接種も中止になったが、22日から再開する予定という。
施設の周囲では、住宅の屋根瓦数十枚が落下して粉々になっていた。家の中も割れた花瓶や食器などが散乱しているといい、この家に住む男性(63)は「まさか(こんなに大きな地震が)来ると思わなかった。命だけでも助かってよかった」と胸をなで下ろしていた。【面川美栄】