名古屋城の天守閣木造復元事業を巡り、名古屋市は25日、現天守閣の解体工事に必要な許可を得るために文化庁から求められた追加調査について、2年程度かかるとの見通しを示した。河村たかし市長は「2022年末」としてきた完成を8月に断念すると表明したが、完成時期は大幅にずれ込むことが明らかになった。
同日の市議会経済水道委員会で、今後の見通しをただした中川貴元議員(自民)の質問に松雄俊憲・観光文化交流局長が答弁した。
市は、事業者の竹中工務店との基本協定で「2022年末」と記されている完成目標を先延ばしする訴訟リスクを顧問弁護士に問い合わせ「10年は長い。長くても5年」との回答を得たことも明らかにした。
また、これまでの経緯や現状について、年内に市民説明会を開く方針を明らかにした。【野村阿悠子】