企業乗っ取り、1億円流出か 住吉会傘下組織組長ら4人逮捕

暴力団と関係があることを隠して株を購入し、企業を乗っ取ったとして、警視庁組織犯罪対策4課などは詐欺の疑いで、韓国籍で住居不詳、指定暴力団住吉会幸平一家傘下組織組長、堺俊二こと陳俊二容疑者(61)ら男女4人を逮捕した。いずれも容疑を否認している。この企業には約1億円の使途不明金があり、暴力団に流出したとみられるという。
逮捕容疑は令和2年10月30日、暴力団とのつながりがあることを隠し、群馬県桐生市にある浄化槽の維持管理会社の株を約70%分購入して、だまし取ったとしている。
組対4課によると、同社の代表取締役だった男性=当時(58)=が株を売りに出しており、それを陳容疑者らが聞きつけて、取引を持ち掛けたとみられる。株式購入の際の契約書には、暴力団排除条項があったという。
約2億7千万円で約70%分の株を取得して経営権を握ったが、2年末頃に約1億円の使途不明金が口座から流出していたことが確認されたという。組対4課は現金の流れなどを詳しく調べている。