東京都は24日、新型コロナウイルスの感染状況を分析するモニタリング会議を都庁で開いた。感染力がより強いとされるオミクロン株の亜種「BA・2」への急速な置き換わりを踏まえ、感染状況の警戒度は4段階のうち最も高いレベルを維持した。入院患者数などの減少を受け、医療提供体制の警戒度は上から2番目のレベルに引き下げた。
BA・2への感染は1月に54件、2月に231件をゲノム解析で確認。都が独自に行っている変異株検出用のPCR検査の結果、BA・2感染の疑いがある事例は、3月1~7日は17・8%だったが、同8~14日は38・5%に上った。
国立国際医療研究センターの大曲貴夫国際感染症センター長は「BA・2への置き換わりが非常に速く進み、新規感染者数を押し上げ得る」と警戒を呼び掛けた。
一方、23日時点で入院患者数は2258人(16日時点2817人)、重症患者数は44人(同54人)まで減少。医療提供体制の警戒度は2月3日に最も高いレベルに引き上げられて以来、約50日ぶりに1段階下げられた。
今月16日時点では8093人だった7日間平均の新規感染者数も、23日時点で6123人に減り、増加比は6週連続で100%を下回る水準で推移していることが報告された。