有本香の以読制毒 大あくび林外相を即刻更迭せよ 国会史上初、ゼレンスキー大統領演説中のだらしなさ 参院憲法審で議員任期延長を議論する岸田政権の浮世離れ

あきれて言葉もなかった。林芳正外相の大あくびである。よりによって、わが国の国会で史上初めて行われた、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領のオンライン演説の最中のことだ。マスクに隠れて分からないと思ったのだろうが、そのだらしない様子はNHKの全国放送のカメラにしっかりと捉えられていた。 この1カ月間、連日全国各地が爆撃され、自身も斬首されるかもしれない危険の中にあるウクライナの元首を招いているのだ。その人の話を聞くのに、しかもわずか十数分の演説の間ぐらい、背筋を伸ばし、しかと目を開けていられないのか。 林氏は例えば、中国の習近平国家主席との会談の席でも、マスク越しをいいことに、大あくびするのだろうか。 しかも演説が始まる前には、隣席の岸田文雄首相と2人、まるでコンサートか何かの開幕を待つときのように、ニタニタ笑って私語をしていた。その様子もカメラに収められていた。 はっきり言おう。 もう岸田首相も、林外相もたくさんだ。すぐにでも辞めてほしい。こんな人たちに「有事」の対応を任せるような事態となれば、私たちの命がたちまち危ない。 外相となって約5カ月。映像を通して林氏を見るたび、いつも不思議と緊張感のない表情をしているなと感じていた。ルックスに関わることを評(あげつら)うのはフェアでないと思い黙っていたが、やはりだらしない人だったのだ。百歩譲って、連日の国会対応などで疲労がたまっていてあくびが出そうになったとしても、立場柄、場所柄、かみ殺すべきである。 この「大あくび事件」で、あらゆることに合点がいく。 就任早々の「王毅外相から北京に招かれた」と口を滑らしたことや、ロシアの侵略前、緊張高まる中で日本とウクライナの首脳オンライン会談がセットされているその日に、ロシアの閣僚との経済協力を議題とする会議に平然と出席したり、駐日ウクライナ大使からの面談要請を1カ月もほったらかしたり。 緊張感がないだけでなく、時局がまったく読めない人であり、つまり外相としての資質に圧倒的に欠けている。他の閣僚ならいざ知らず、この人をわざわざ外相に起用した岸田首相の見る目の無さも絶望的だ。 わが国の情けない外相のせいで言及が遅れたが、ゼレンスキー大統領の演説は実によく考えられていた。 事前に一部で予想され、親露派がその言及を極端に恐れていた「北方領土」や「シベリア抑留」といったワードは演説にはなかった。これは極めて賢明な選択だったと筆者は思う。
あきれて言葉もなかった。林芳正外相の大あくびである。よりによって、わが国の国会で史上初めて行われた、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領のオンライン演説の最中のことだ。マスクに隠れて分からないと思ったのだろうが、そのだらしない様子はNHKの全国放送のカメラにしっかりと捉えられていた。
この1カ月間、連日全国各地が爆撃され、自身も斬首されるかもしれない危険の中にあるウクライナの元首を招いているのだ。その人の話を聞くのに、しかもわずか十数分の演説の間ぐらい、背筋を伸ばし、しかと目を開けていられないのか。
林氏は例えば、中国の習近平国家主席との会談の席でも、マスク越しをいいことに、大あくびするのだろうか。
しかも演説が始まる前には、隣席の岸田文雄首相と2人、まるでコンサートか何かの開幕を待つときのように、ニタニタ笑って私語をしていた。その様子もカメラに収められていた。
はっきり言おう。
もう岸田首相も、林外相もたくさんだ。すぐにでも辞めてほしい。こんな人たちに「有事」の対応を任せるような事態となれば、私たちの命がたちまち危ない。
外相となって約5カ月。映像を通して林氏を見るたび、いつも不思議と緊張感のない表情をしているなと感じていた。ルックスに関わることを評(あげつら)うのはフェアでないと思い黙っていたが、やはりだらしない人だったのだ。百歩譲って、連日の国会対応などで疲労がたまっていてあくびが出そうになったとしても、立場柄、場所柄、かみ殺すべきである。
この「大あくび事件」で、あらゆることに合点がいく。
就任早々の「王毅外相から北京に招かれた」と口を滑らしたことや、ロシアの侵略前、緊張高まる中で日本とウクライナの首脳オンライン会談がセットされているその日に、ロシアの閣僚との経済協力を議題とする会議に平然と出席したり、駐日ウクライナ大使からの面談要請を1カ月もほったらかしたり。
緊張感がないだけでなく、時局がまったく読めない人であり、つまり外相としての資質に圧倒的に欠けている。他の閣僚ならいざ知らず、この人をわざわざ外相に起用した岸田首相の見る目の無さも絶望的だ。
わが国の情けない外相のせいで言及が遅れたが、ゼレンスキー大統領の演説は実によく考えられていた。
事前に一部で予想され、親露派がその言及を極端に恐れていた「北方領土」や「シベリア抑留」といったワードは演説にはなかった。これは極めて賢明な選択だったと筆者は思う。