日本列島は26日、前線を伴う二つの低気圧の影響で風が吹き荒れ、西日本で大雨になる所があった。気象庁は土砂災害や低地の浸水、河川の増水に警戒するよう呼び掛けた。
日本海の低気圧は発達しながら27日朝にオホーツク海へ、西日本の低気圧は三陸沖へ進む見込み。北・東日本は27日にかけて暴風や高波に警戒が必要という。
強風の影響で、鳥取や富山などの空港で欠航が相次いだほか、北陸新幹線で運休や遅れが生じた。
鳥取市では最大瞬間風速が26日午前8時15分すぎに34.2メートルを観測し、この地点の3月の記録を更新。富山市(八尾)では午後1時55分すぎに35.7メートルを観測した。
山口県周南市では26日午後2時20分までの12時間雨量が170.5ミリに上った。同雨量は鹿児島県屋久島町で午後0時20分までに151ミリ、高知県室戸市(佐喜浜)で午後5時40分までに131ミリを観測した。
27日にかけて予想される最大瞬間風速は北海道と北陸、近畿35メートル、東北と関東甲信、四国30メートル。波の高さは北海道と東北、関東6メートル、北陸と近畿、四国5メートル。
[時事通信社]