各地で吹き荒れた26日の強風で、鳥取県内では鳥取市や倉吉市、米子市などで延べ約2万1000戸が一時停電したことが27日、県のまとめでわかった。
県によると、岩美町で男性1人が自宅の窓ガラスが割れて軽傷を負ったのをはじめ、湯梨浜町などで住宅14棟に屋根瓦が飛ぶなどの被害が出た。鳥取市下段では県道沿いの倉庫の屋根がはがれたり、電柱が倒れたりして道をふさぎ、八頭町でも電柱の傾きが確認された。停電は10市町に及んだが、26日中にほぼ復旧した。
また、鳥取市は、26日の強風で自宅2階のベランダから男性が転落して重傷を負い、買い物帰りの女性が転倒して軽いけがをしたと発表。このほか、国の重要文化財「仁風閣」では窓ガラス3枚が割れ、市長選のポスター掲示板19か所が倒れるなどしたという。