「情報戦」に備え体制強化=偽ニュース対策で担当官新設―防衛省

防衛省は1日、外国政府などによる情報発信やフェイクニュースを分析する「グローバル戦略情報官」のポストを防衛政策局調査課に新設した。中国やロシアなどを念頭に、日本の安全保障に影響が及ばぬよう備えを強化するのが狙いだ。
情報を用いて有利な状況をつくる「情報戦」はロシアによるウクライナ侵攻でも行われているとされる。ロシア国防省は先月29日、ウクライナ北部の首都キーウ(キエフ)などでの軍事作戦について「大幅な縮小」を発表した。
しかし、英国防省は31日付の戦況報告で、ロシア軍が周辺にとどまり、「キーウ郊外では近日中に激しい交戦が起きそうだ」と分析。引き続き警戒するよう呼び掛けた。
岸信夫防衛相は1日の記者会見で「国際情勢が複雑化しつつある状況において、政治、経済、軍事、技術等、多様な側面を横断的に情報収集・分析する必要がある」と新ポスト設置の意義を強調した。
[時事通信社]