愛知製鋼の元専務ら無罪確定…「営業秘密漏えい」で名古屋地検が控訴せず

トヨタ自動車グループの鋼材メーカー「愛知製鋼」(愛知県東海市)のセンサー開発を巡って営業秘密を他社に漏えいしたとして、不正競争防止法違反に問われた元同社専務ら2被告を無罪とした名古屋地裁判決が確定した。名古屋地検が控訴期限の1日までに控訴しなかった。
無罪判決を受けたのは、同社の元専務・

本蔵
(ほんくら)義信さん(71)と元第3生産技術部長・菊池

永喜
(えいき)さん(68)。2人は同社の高性能磁気センサー製作に関する営業秘密を、他社との打ち合わせでホワイトボードに図示するなどして漏らしたとして起訴されたが、同地裁は3月18日、2人が示したのは営業秘密ではないと判断し、無罪を言い渡した。
同地検の金山陽一・次席検事は「判決内容を検討した結果、原審の判断を覆すことは困難と判断し、控訴しないこととした」とコメントした。