TBSの佐々木卓社長は25日の定例記者会見で、「消えた天才」(日曜午後8時)と「クレイジージャーニー」(水曜深夜など)のTBS系バラエティー2番組でやらせがあった問題で、「いずれも(バラエティー番組だが)事実を前提にしている番組であり、視聴者との約束を逸脱したアンフェアな手法があった」と謝罪した。
やらせの背景について、佐々木社長は「制作現場の環境やマインドの問題があったかもしれない」とし、「再発防止に向け、できる限りのことをしたい」と述べた。今月中旬には緊急の社員集会を開き、「放送の時だけでなく、制作過程でも、常に視聴者の目を意識してほしい」と直接呼び掛けたという。
「消えた天才」は野球の投手の投球やスケートのスピンなどの映像を約2割早回しにし、球速や動作が実際より速く見えるように映像を加工。「クレイジージャーニー」は、海外に生息する珍しい生物を学者が捕獲する企画の際に、スタッフが事前に準備した生物を放ち撮影させていた。2番組の調査は続いているが、新たな問題などは見つかっていないという。【松尾知典】