不審な男、何度もATMに…コンビニ店員、詐欺容疑者の逮捕に貢献

他人名義のキャッシュカードをだまし取り、現金自動受払機(ATM)から現金を引き出す特殊詐欺事件の容疑者逮捕に協力したとして、千葉県警市川署は5日、市川市のコンビニエンスストア「デイリーヤマザキ本八幡駅南口店」を経営する清野勇夫さん(75)と、同店でパート店員を務める今野マリフェロアさん(60)と松川紀子さん(61)の計3人に感謝状を贈った。
清野さんらによると、3月16日夕、帽子の上から黒いフードをかぶり、マスクを着けた男が来店し、店内のATMで何度も現金を引き出していた。不審に思った松川さんは、約150メートル離れた同署本八幡交番まで走って行って知らせた。
その間、清野さんと今野さんは「逃げられないように」と男を見張っていた。到着した警察官が職務質問したところ、男が他人名義のキャッシュカードを複数持っていることが分かり、同署が犯罪収益移転防止法違反容疑で逮捕した。
清野さんは「逮捕につながって良かった。これからも協力を惜しまず、ATM利用客の様子を見ていきたい」と話した。【長沼辰哉】