京都市の民間保育園の監査などを巡る汚職事件で、市は8日、園側から賄賂を受け取ったとして収賄罪で起訴された前子ども若者はぐくみ局長の久保敦被告(59)を懲戒免職処分にした、と発表した。
起訴状では、久保被告は保育園などへの指導を決定する立場でありながら、左京区の社会福祉法人が運営する保育園に便宜を図ってほしいとの趣旨だと知った上で、法人理事長から2019年と20年に国産品の腕時計1点(45万円相当)や純金の小判1枚(約40万円相当)を受け取ったとされる。2月8日に京都府警が収賄容疑で逮捕し、3月に京都地検が起訴していた。
京都市によると、久保被告は聞き取りに対し、腕時計や小判を受け取ったことを認めているという。事件を受け、市は関係部署の職員による内部調査委員会を設置。弁護士らを加えて今後、関係者への事情聴取に乗り出し、事実関係の把握や再発防止策を探る。