大型の台風1号 強い勢力で北上し15日(金)頃に小笠原接近か

4月12日(火)15時現在、大型で強い勢力の台風1号(マラカス)はフィリピンの東の海上を北に進んでいます。このあとも発達しながら北上を続け、次第に向きを北東に変えて、15日(金)頃には強い勢力を保った小笠原諸島へ接近・通過する予想です。今後の動向に注意してください。▼台風1号 4月12日(火)15時現在 中心位置 フィリピンの東 大きさ階級 大型 強さ階級 強い 移動 北 10 km/h 中心気圧 970 hPa 最大風速 35 m/s (中心付近) 最大瞬間風速 50 m/s
小笠原諸島は暴風雨に警戒
台風1号はしばらく発達を続け、ピークとなる明日13日(水)には「非常に強い」勢力になると予想されています。その後はやや勢力を落とすものの、暴風域を伴ったまま、徐々に進路を北東方向に変える見込みです。15日(金)頃には強い勢力を保って小笠原諸島に接近するおそれがあります。大雨や暴風、高波などの影響を及ぼすことが想定されるため警戒が必要です。
台風2号は熱帯低気圧に
また、フィリピン付近で停滞していた台風2号(メーギー)は勢力を弱め、12日(火)15時に熱帯低気圧に変わりました。▼熱帯低気圧 4月12日(火)15時現在 中心位置 フィリピンの東 移動 東 ゆっくり 中心気圧 1002 hPa
台風の名前
台風の名前は、国際機関「台風委員会」の加盟国などが提案した名称があらかじめ140個用意されていて、発生順につけられます。台風1号の名前「マラカス (Malakas)」はフィリピンが提案した名称で、「強い」を意味する言葉からとられています。