「復興と共に前へ」=犠牲者しのび、遺族ら献花―熊本地震6年で追悼式

震度7を観測した熊本地震の前震から6年となる14日、熊本県庁(熊本市中央区)で犠牲者の追悼式が開かれた。遺族ら30人が参列し、黙とうや献花で冥福を祈った。
新型コロナウイルス感染対策で、式典は規模を縮小して実施。昨年に続き動画投稿サイト「ユーチューブ」で配信された。
冒頭、参列者全員が1分間、黙とう。蒲島郁夫知事は式辞で「安心して暮らすことのできる熊本を築いていくことを誓う」と述べた。
実家が全壊し、母哲子さん=当時(70)=を亡くした御船町の持田佳征さん(54)が遺族を代表して追悼の言葉を読み上げた。「復興はまだまだ道半ばですが、故郷熊本の復興と共に、私たち家族もしっかりと前に進んでいきたい」と語った。
その後、知事や遺族代表らは花で飾られた祭壇に進み、白菊を献花した。
熊本地震は2016年4月14日夜に前震、同16日未明に本震が起こり、いずれも最大震度7を記録。直接死50人を含む犠牲者数は大分県3人を含め276人となった。3月末時点で95人が仮設住宅での生活を続けている。
[時事通信社]